
『第46回宮崎県耳の日記念大会』に参加しました!
令和7年3月2日に耳の日大会がサンA川南文化ホールで開催されました。地元の企業や事業主の方からも沢山のご支援を頂きましてありがとうございました。サークルから6名、養成講座の受講生もスタッフとして頑張ってくれました。皆さん本当にお疲れさまでした。
全日本ろうあ連盟のスポーツ委員長の太田陽介さんの記念講演、デフリンピック陸上の金メダリストの山田真樹選手、坂田翔悟選手の楽しいトークショーはもっと聞きたかったですね。応援アンバサダーのKIKIさん、長濱ねるさん、川俣郁美さんのビデオメッセージ、みんなのデフリンピック映像上映があり、参加された皆さんはデフリンピックの事をより深く知って応援するきっかけになりましたし、手話パフォーマンス甲子園で受賞された阿萬さんと西田さんのパフォーマンスも感動した方が多かったのではないでしょうか。来場の皆様からの温かい寄付金も集まり3月21日に川南町総合福祉センターで行われた解散式では運営面の改善点や良かった事を意見交換し、今後に繋がる提案も出されました。耳の日大会ロスといいますか、スタッフからは寂しいという声もあり、絆を感じた瞬間でもありました。
実行委員として大会の裏方の仕事を経験した参加者からは、このような大会成功の裏にはたくさんの方のご苦労があったのだと改めて感謝の気持ちを持ったという声を頂き、本大会の経験は、サークルの枠を超えて、今まで知らなかった人と交流し繋がる事が出来る事も教えてくれました。今後のサークル活動が発展する機運にもなりそうです。他のサークルの方やろう者の方と知り合えて仲良くなった、デフリンピックの事を知る機会になってよかった、などの感想も頂きました。
今年の東京2025デフリンピックが楽しみですね。耳の聞こえる人も聞こえない人、聞こえにくい人も共に生きる社会を創っていきたいですね。
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『20歳の集い』に参加しました!
令和7年1月5日に高鍋町たかしんホールで開催された20歳の集いにサークル員4名で通訳を担当しました。例年1部の式典のみの通訳でしたが、今年は2部の祝宴まで行いました。全てのプログラムを楽しんでほしいという思いから、今年初めて実現しました。
さて、オープニングは秋月鼓童の皆さんによる力強い太鼓演奏で幕が開き、ご来賓や黒木町長の挨拶、国歌斉唱、町民憲章朗読、町民歌斉唱、20歳代表Iさんの感謝の言葉、消防ラッパ隊の演奏、恩師の祝辞など通訳をしました。当日参加出来ないサークル員も事前練習では一緒に技術を磨きました。ろう者に伝わるように意味をつかんで表現する練習を重ねました。
あとでわかったのですが、当日保護者として参加されたろう者Kさんご夫妻は、式典に手話通訳がある事を知らなかったこと、参加していいのかどうかさえわからなかったのだと話してくれました。そして、手話があって一緒に楽しめた、来てよかったと仰っていました。実行委員長のKさんのお子様がKさんに手話通訳の存在を伝えてくれて参加を決めたそうです。お互いに気持ちを伝えあうことが出来、色々な気づきにも繋がりました。
今年は通訳の立ち位置を昨年から大幅に変更し、主催の方のご理解ご協力のもと、リハーサルにも参加させていただき、20歳の実行委員の方々と主催側のご担当の方と細かく打ち合わせが出来たのはとても良かったです。改めて関係者の皆さまに感謝申し上げます。振り返りをする事で改善点を共有し、次年に繋げていきたいと思います。
感想より抜粋~
ビデオメッセージの時には、会場が盛り上がり、声が聞こえにくくなったので、通訳をするのがちょっと大変でした。
国歌斉唱の手話は初めて見ました。綺麗でした。
(江副さんの表現を参考にさせていただきました。国歌の手話表現統一を希望する声もありますので、今後どうなるかわかりませんが、個人的に日本手話の表現がとても素敵だと思っています。通訳担当談)
話者の横での通訳は見やすくて、とても良かった。
原稿なしの通訳に課題がある。手話表現の学びだけでなく経験も必要。このような経験の場は貴重。期待に応えられるように研鑽していかなければ。
事前準備をしっかりした事で当日はスムーズに進行出来た。
主催者との打ち合わせや、協力が出来た事がとても良かった。次に繋げたい。
ろう者に喜んでもらえた事がとても良かった。伝える気持ちが大事だと思った。さらに、表情、手話表現や手話のテンポなど、細かいところも気を付けてサークル員の技術の向上を目指したいと思った。




赤い羽根募金活動をしました!
令和6年12月5日に赤い羽根募金活動をしました。今年はマックスバリュ様にご協力をいただき、店頭にて活動を行いました。お買い物に訪れたお客様からたくさんの募金を頂きました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
福祉会のろうの皆様と手話サークルのメンバーの皆様、寒い中での募金活動大変お疲れさまでした。
サークルメンバーから参加されたお二人のKさんより感想を頂きましたのでご紹介します。
今まで募金は、一度募金をしたら協力したという気持ちになっていたのですが、実際に自分が活動をしてみると、逆の立場で考える事が出来、これからは募金をしている方がいたら、少しの金額でもいいので、募金をしようという気持ちになりました。
本当にたくさんの方が協力してくださって、有難いなぁと思いました。風船も喜んでもらえて良かったです。


障害者福祉スポーツ大会の手話通訳に参加!
令和6年11月21日(木)に「障害者福祉スポーツ大会」が都農町体育館にて開催されました。Nさんが参加されましたので感想を掲載します。工夫をされたご様子です。心温まるエピソードをお伝えします。
通訳者は、都農町から1名、高鍋町から1名、計2名で担当しました。
大会が始まる前に打合せをしました。参加者の方が横に広く座っていらっしゃることや開会式、閉会式とも短時間であることから、見やすい位置に左右分かれて同時に通訳することになりました。
開会式前から通訳が始まっていることを意識し、お知らせのアナウンスの通訳を忘れないように心掛けました。こちらの方をじっと見ていらっしゃる方があり、伝えるということを強く意識して、手を動かしました。
名前は知らないのですが、手の動きやしぐさに見覚えのある方がいらっしゃいました。休憩の時間に近くに来られたので、「前、会ったことがあるような・・」と手話で伝えると、「知ってる、知ってる」と胸を何度もたたかれ、喜んでくださっていることが、表情やしぐさから伝わってきて、私は幸せな気もちになりました。その後ハイタッチをして別れました。
運営に当たっていらっしゃる方々とお話する機会もありました。
「若い時に手話を勉強した。」「〇〇先生が僕の手話の先生です。」
「手話を使わないから忘れてしまった。もったいない。」と話されていました。
手話の経験者は結構多いのではないか、と思いました。手話講座のお手伝いや、手話体験会などのサークルの活動が役に立っている・・・少し実感できて、勇気をもらえた1日でした。
『交流パークゴルフ大会』を開催しました!
令和6年11月17日(日)『西都児湯地区 交流パークゴルフ大会』が西都市清水台パークゴルフ場で開催され、聴覚障害者福祉会や各サークルから27名が参加して行われました。 前日の雨模様から一転して、気持ちよく晴れてまさにスポーツ日和となりました。(途中からは気温も上がり、暑くて上着を脱ぐ人もいて、私も汗ばんで半袖を持ってくれば良かったと後悔しました(・・;)
私を含めパークゴルフ初心者の方も多く、 ボールが右へ 左へ 、カップに入らず何往復もする人や、垣根や転落防止のネットの中にボールが転がっていった人、あろうことか障害物に当たってスタート地点より後ろに転がってしまったりと、ハプニング連発でチーム内で大笑いしながら楽しくプレイすることができました。
プレイが終わると、みんな集まって表彰式。 チーム戦だったのですが、私のチームは残念ながら賞品をゲットすることは出来ませんでした(参加賞はしっかりいただきました)が、優勝したチームなど拍手の中 賞品をもらい、記念撮影をして盛り上がっていました。
午後からは清水公民館へ場所を移し、昼食をしながらフリートークを行いました。 その中で新テキストの問題点や不安な部分など各サークルから現状や意見がでており、まだまだ課題が多くあるのがわかります。
今回参加出来なかった人も、これからも このような交流会や行事たくさんありますので、積極的に参加してみてください。 こういった普段の講習会とは違う場面で、聴覚障害者の方と手話でお話しすることが手話の上達につながりますし、他のサークルの方などとお話しする中でも新しい発見が沢山あると思います。
今回参加されたみなさん、またこの交流会を企画 準備していただいたスタッフのみなさん本当にお疲れさまでした。




ニュースポーツ交流会を開催しました!
令和6年11月12日(火)の「サークル活動の日」に高鍋町体育館にてカローリングとボッチャのゲームを通して、ろう者・手話講座受講生・サークル員8名との交流をしました。5名のろう者と交流することが出来ました。
はじめに、丸くなって自己紹介を行いました。4名のスポーツ指導員の方も、「わたし」「名前」などの手話を使って自己紹介をしてくださいました。積極的に手話を使って下さる姿に感謝、感動。
次に、準備体操を陸上短距離の得意なS君が担当しました。競技の前には、指導員の方がルールを説明してくださいました。ルール説明の時はNさんが自発的に手話通訳。さすがベテランです。カローリング、ボッチャどちらとも、チーム対抗で行いました。
Kさんの感想
「ボッチャは初めてでした。でも、気楽に出来て楽しかったです。チームで団結して盛り上がりました。ろうの方とも交流出来て、楽しかったです。」
Oさんの感想
「みんな童心に帰り、楽しく過ごせました。今後も和気あいあいとしたレクレーションで、親近感が増せばいいと思いました。」
いつもと違う場所で、楽しく大切な時を過ごすことが出来ました。参加してくださったろうの方々、ご指導くださった高鍋町スポーツ指導員の方々、ありがとうございました。受講生、サークルの皆さんお疲れさまでした。(高鍋手話サークル会長)




『町民の日記念式典』の通訳を行いました!
令和6年10月1日(火) 『第58回「町民の日」記念式典 第57回高鍋町社会福祉大会』が行われ、手話サークルで手話通訳を行いました。
最近のHPと雰囲気が違うと思った方もいると思います、 記事投稿者は久しぶりの管理人です。
今回はベテランの方2人、通訳初体験の方3人と、サークルから5名体制で式典の通訳に立たれていました。 まずは通訳に参加された方の感想を紹介しますね。
(超ベテランNさん) 事前に資料もいただけて練習時間も確保できたのではないかと思います。そして、緊張しすぎる事もなく、無事に通訳活動を終える事が出来ていたようです。皆さんお疲れさまでした。また通訳経験しましょうね。
(事前準備お疲れさまですNさん) 前日に進行の変更が入りましたが、当日のリハーサルで確認が出来
無事に終える事が出来ました。次につながる良い経験になりました。
ここからは通訳初挑戦の3名です
(色々な県で手話を学んだKさん) 通訳を変わるタイミングが遅れた場面では、焦ってしまいましたが、練習で早いスピードでの手話を練習していた事が功を奏し、本番は
思っていたよりもゆっくりだったので、落ち着いて手話が出来て良かったです。
(手話3年目のOさん) 司会と同時に通訳を始めるタイミングをつかむのが、最初難しかったです。
練習を3週間頑張ったので、本番では努力が報われた気持ちがしました。
(今年から本格的に学び始めたSさん) 今日の式典は、たくさんいる人の中で前に出て手話通訳をするのはすごく緊張しました。でも失敗もなく何とか手話が出来て安心しました。また、参加したいと思います。ありがとうございました。
今回は写真撮影、応援&見学で参加した私ですが、皆さんの通訳を見て「発言者のスピードが早口で手話が間に合わなかった事」、「式典や行政の独特な言葉遣いや言い回しに苦労した事」など思い出しました。 普段は聞かない言葉を原稿で見つけ、淡い期待で手話の辞典で言葉を探して肩を落とし、国語辞典で意味を調べて、類義語を見てまた手話辞典で探す。 そうやって苦労した手話表現はいつまでも記憶に残っています。(今はネットで簡単に調べられるようになりましたよね!)
今回は分からない部分はベテランの方に教えてもらったかもしれません、今後 時間がある時はそういった「言葉の意味」へのチャレンジをされてみるのも良いかもしれません。
通訳に立たれた皆さん本当にお疲れさまでした。 今回参加できなかった方も、次回は是非通訳にチャレンジしてみてください。 私もまた写真撮影でお手伝いしますね!(*'ω'*)




おめでとう! 西都サークルの高校生2人
『手話パフォーマンス甲子園』準優勝!!
この前『お知らせ』ページで西都手話サークルの高校生2人が鳥取県で行われた『手話パフォーマンス甲子園』に出場し、「ダンス・歌唱部門」で見事準優勝に輝きました!!
お二人のプロフィールはこちらから(お知らせページを開きます)
前日からニュースで取り上げられたり、本当に県内の手話関係者の中では話題になっていましたし、出場を知った人達は皆さんYoutubeを見て応援されたのではないでしょうか! 当日は全九州ろうあ者大会と日程が重なってしまい、ずっと気になっていました。 ろうあ者大会に向かうバスの中でも「昨日のニュース見ましたよ! 宮崎から出場って凄いですよね!」 「帰ったら絶対観ます!応援しなきゃ!」という声もありました。 帰りのバスの中で結果がLINEで回ってきた時も、みんな「すごーい!!」と声をあげて喜んでました。
お二人の演技を ゲストの早瀬憲太郎さんも「手話だけでなく、ビジュアル・ヴァーナキュラーを取り入れられていて感動しました」と絶賛されていましたね! (私は勉強不足でこの言葉をはじめて知りました)
音楽の「ハナミズキ」にのせて 地震・津波で亡くなった母と残された娘の想いを表現されていて、 見た人を その世界に引き込んでしまうような本当に素晴らしい演技でした。
「来年は絶対優勝する」という西田さんの言葉にもあるように今後が本当に楽しみなお二人です。 皆さんも今後のお二人の活躍を見守り、応援していきましょうね!
サマースクール手話体験会を開催しました!
令和6年8月8日に高鍋町社会福祉協議会において夏休みの小中学生を対象に手話体験会を開きました。福祉会のろう講師2名とサークル員3名が参加しました。自己紹介と挨拶を覚えてもらい、みなさんお互いに挨拶が出来るようになりました。ろう講師からは、小学校から家族と離れて寮生活となり寂しかった事、目覚まし時計がない時代に朝はどうやって起きていたのか、緊急の時にはどうやって知ることが出来たのかについてのお話や、災害の時には情報がわからずとても困るといった内容もありました。今回参加したサークルのメンバーの感想を紹介します。
Oさん。子供たちが、知らない人とも遠慮する事なく一生懸命、積極的に交流している姿を見て感動し、良かったと思いました。
Kさん。子供たちが一生懸命自分の名前を覚えていて、覚えが早いと思いました。ろう者に自分の名前を伝えてうれしそうな顔をしていて良かったです。また、自分自身の通訳の勉強になりました。人前で読み取って伝えることは難しいと思いました。
体験会に参加してくれた小中学生の皆さん、参加してくださった関係者の方々、一緒に楽しく手話の勉強をする事が出来て良かったと思います。ありがとうございました。高鍋町社会福祉協議会様の局長ブログにも記事を掲載していただきました。
以下にURLを載せておりますのでご覧になってください。




手話フェスティバルが開催されました!
令和6年7月21日に宮崎公立大学において手話フェスティバルが盛大に開催されました。手話検定体験コーナーや劇、歌、ダンスなどのステージイベントもあり楽しい一日となりました。むぅちゃんの神話の衣装も可愛かったです。西米良のゆずっこは手話と踊りのパフォーマンスで地元をPRされました。猛暑の中、スタッフの皆さんもサポートお疲れさまでした。今回初めてフェスに参加された方に感想を頂きましたので紹介します。
Mさん。検定体験、ドキドキしましたが無事終わり、楽しみにしていた絵本や劇の桃太郎と手話では感動して初めて泣きました。歌と手話のハナミズキも感動で涙が出ました。ほんとうに行ってよかったです。ありがとうございました。




ビーチクリーンに参加しました!
令和6年7月14日に蚊口浜のビーチクリーンにサークルから2名参加してきました。
参加された感想を頂きましたので掲載します。お二人とも代表で参加していただきありがとうございました。
Sさん。ビーチクリーンの清掃は、朝早くすごく眠かったですが、色々ごみや木くずが多かったです!天気も方も雨が心配でしたがちょうど終わる頃に雨が降ってきたので時間的にもバッチリのタイミングでした!参加されている人数も多くまた参加したいと思います!ありがとうございました。
Nさん。会社の団体、スポーツの団体、ボランティアの団体等から、たくさんの参加者がありました。高鍋手話サークルからは、2名が参加しました。
拾ったごみは、流木やプラステックごみなどに分け集めるということでした。カメや魚がプラスチックごみを飲み込むという話を聞いたことがあったので、ビニールやプラスチックを拾いました。砂に交じっている2~3mmの青や緑、黄色のプラスチック破片は、色のついた砂のようでした。


手話奉仕員養成講師研修会に参加しました!
令和6年6月29日~30日に県聴覚障害者センターにて行われた講師研修会にサークルから3名参加してきました。県内の講師が一堂に会し指導方法について学びました。講師は山口県からお越しになった塚原氏で全40講座を二日間に渡り、ご指導いただきました。新テキスト作成メンバーの方で、全国を飛び回りご指導をされてるそうです。塚原氏の名前の手話表現が興味深く、故郷の山口では貝塚からの由来により塚を『貝』と表現するのだだそうです。とても温和な方で、ご指導も本当にわかりやすく、瞬く間に時間が過ぎてしまい、時間がもっと欲しいと感じました。高鍋では2年後からのテキストの本格的な使用になると思います。講師陣もよりよい指導方法の学びを深め、受講生の皆さんにお伝えしていきます。



養成講座・サークル歓迎会を開催しました!
令和6年6月18日に今年度新規加入の受講生とサークルメンバーの歓迎会を行いました。地元のろう者の方も参加して、ゲームを通じて、みんなで楽しい時間を過ごすことが出来ました。会長から、学んだ手話をアウトプットする場として「伝えたいという気持ち」が一番大切ということと、覚えた手話や身振り、空書きなど工夫してろう者に伝えてほしいと挨拶がありました。
ゲームは2つしました。『フルーツバスケット』では、通常は果物の名前を言うのですが、ルールを変更し自己紹介を取り入れたことで、自分の得意な事や趣味を伝えてもらいお互いを知るきっかけとなり、とても盛り上がりました。「わかった」や「もう一回」という意思表示も大切だと学ぶことが出来ました。『力を合わせて』ではヘリウムリングというゲームですが、チームに分かれて、指一本を使いフラフープを持ち上げて、どのチームが先に下まで下ろすことが出来るか競い合いました。フープがあちこちに動いてしまって大変でしたがチーム力を発揮して楽しめました。
ゲームの後はみんなでおしゃべりをしました。荷物を持っている時に片手しかない時は手話はどうするの?ろう者の方に話しかけるタイミングや方法はどうしたらいい?という質問が受講生から出ました。お笑いなどの「間」の取り方のタイミングは聞こえる人とろう者では違うような気がするけれど、「間」の感覚はどうなんだろう?いつか同じになるといいなという質問や意見がろう者の方からありました。
サークルの新メンバーが、始めの挨拶、終わりの挨拶、ゲームの通訳を担当しました。成長した姿を見せてくれましたので、受講生にとって良き目標になりそうです。
地元のろう者の方が参加された事で、手話を学んでいる皆さんと繋がり、生きた手話に触れる事で学びがとても深まりました。




第23回宮崎県障がい者スポーツ大会』に参加
5月12日(日)に、ひなた宮崎県総合運動公園、宮崎エースレーン、宮崎市生目の杜運動公園、県立明星視覚支援学校にて、第23回宮崎県障がい者スポーツ大会が開催され、サークルから2名参加しました。参加された方の感想を掲載します。
~高鍋手話サークルからは2名の参加で、2名ともフライングディスクの担当でした。今年のフライングディスクの手話担当者は20名で、例年に比べ人数が多いように感じました。2027年の国スポ・障スポにつなげたいというねらいで増員されたのではないかと思います。
雨の中の大会でしたが、選手の皆さんは、生き生きと楽しそうに協議に取り組まれていました。私たち手話通訳担当は、受付や練習場での通訳、競技での通訳などに分かれました。練習場担当の方は、長い時間、雨の中で合羽を着て、手話通訳をされていました。競技担当の方は、競技を待つ間、選手の方がリラックスできるように話しかけたり、競技の時は励ましたり称賛したり、盛り立てていらっしゃいました。受付では、受付が済んでいない選手を、ゼッケン番号を頼りに探しに回られたり、不安そうにしている選手の質問に丁寧に答えられたり、通訳担当の皆さん、どなたも一生懸命に活動されていらっしゃいました。
他の地域のサークルの方と話していると、知っている方の名前が出てきたり、各サークルさんの様子を聞かせていただいたり、手話を勉強している仲間がいる嬉しさを感じることができました~
今年の手話通訳は、2027年に宮崎県で国スポ、障スポが開催されることに伴い、スタッフの動きを含め、県内の選手、来県される選手や関係者の方をお迎えしスムーズな運営を担う為の準備の位置づけとして、また多くの方に今後ますます手話や要約筆記を学んでいただき協力していただけるように、という思いがこもった大会となりましたね。
オリンピックやパラリンピックにはない競技もあるんですね。2025年に東京で初めてデフリンピックも開催されます。これから、ますます障がい者スポーツは目が離せませんね。
競技場では音の代わりにフラッグや光など、目にするものがまだまだ珍しく感じるものもあります。手話を学ぶ中で、実際に見ることもとても大事ですね。学んだ手話を実践で使う、繰り返しアウトプットしていく、ろう者と積極的に会話することがとても大切ですね。いろんな気づきに繋がります。他のサークルの方とも交流が深まり、楽しく活動が出来て良かったと思います( ^ω^)・・・
サークルの皆さん是非、来年も参加してくださいね。
JRC部手話講習in高鍋高等高校
高鍋手話サークルは、地域からの要望に応じて手話普及活動も行っています。
今年も高鍋高等高校JRC部の皆さんから手話講習の依頼があり、4月23日に1回目の手話講習を行いました。例年講習は行っていたのですが、関係者の皆さんに掲載に関して快くご承諾いただけましたので今回初めて活動報告に掲載することになりました。
講習当日は11名の生徒さんと先生が1名参加され、お一人お一人名前を手話で表現することが出来るようになりました。
また、名前の漢字から連想する表現を考えたり、漢字の手話表現を覚えたりして、自己紹介が出来るようになり、ペアになって他のお友達の名前を使っての自己紹介も出来るようになったそうです。すごいですね。
JRC(青少年赤十字junior red cross)の皆さんは国際・ボランティア部門にも所属され様々な活動をされています。その中で学期毎に1回手話体験をされています。災害が起こった時、高齢者や様々な困難を抱える方の為に人道支援を行う活動について正しい知識を継続して学んでおられます。皆さんの力がきっと役に立つことと思います。次回の講習も楽しみです。




『令和5年度 高鍋手話サークル総会』
令和6年4月16日(火) 『令和5年度 高鍋町手話サークル総会』が行われました。
今回の総会では、前年度の会長の荒川さんが退任され、新会長に長友さんが承認されました。荒川さんの長年に渡るサークル活動や県、九州、全国の大会等にも大変尽力されたことに深く感謝申し上げ、今後の活動に関して助言いただきながら、新役員が協力して運営していくことになりました。
新会長からは、みなさまのお力添えをよろしくお願いいたしますとのご挨拶がありました。
令和5年度の総括では、新型コロナの影響が徐々に緩和され、様々なイベントが復活したことが挙げられました。宮崎県で久しぶりに行われた九州大会では、準備段階から何日もかけて話し合いが行われ、サークル員は当日の運営までスタッフとして、県内のろう者や手話関係者と協力して行事に参加したわけですが、様々な気づきに繋がったこのような貴重な経験を通して振り返りを共有することも大切ですね。皆さんも、これから沢山経験を重ねていただけたらと思います。
この大会に講師として来県された熊本の松永さんが先日ご逝去になったことが、本当に残念です。言葉では言い尽くせないほどの多大なご功労に対し深く敬意を表するとともに心からのご冥福をお祈りしたいと思います。お優しい方でした。
さて、話は少しかわりますが、高鍋手話サークルに令和5年度に講座を修了された方が新メンバーに加入されるとのお話もあり、うれしいニュースとなりました。また、久しぶりに地元のろう者の方も来られて、交流を深めることが出来たことも、うれしさ倍増となりました。
以前サークルで一緒に活動されていた方や、地元のろう者のみなさんも、気軽に手話べり(手話でおしゃべり)に来てくださるといいなと思います。いつでも大歓迎ですので、お時間のある時にはふらっとお立ち寄りください。
次に、テキストについて少しお話しておきましょう。奉仕員養成講座で使用するテキストが改訂されたばかりで、新テキストを使用するかどうかで開講前に話し合いがもたれました。その結果、高鍋町では令和6年度から2年間の講座では、新テキストではなく、これまで使用していたテキストを使用することになりました。新テキスト導入に伴い講師の指導方法について今年度から講師の研修を行い、指導がスムーズに出来るように準備を重ねていく予定ですので、講師の皆さんはこれからブラッシュアップしていきましょう。今年度の受講生の皆さんは過渡期にあたりますので、新テキストの内容を途中でご紹介する場面も今後出てくることも予想されます。講師と受講生とサークルメンバーで今後の情報共有していきたいと思います。
以上、お知らせを含めての総会のご報告となります。
事務局担当
『令和6年度手話奉仕員養成講座』の開講式
令和6年5月7日(火) 『令和6年度手話奉仕員養成講座 開講式』が行われました。
新しいメンバー11名をお迎えしての開講式となり、たくさんの方に興味を持っていただけた事が、何よりうれしい時間となりました。
令和5年度より高鍋町の主催となり、黒木敏之町長から、最初に手話を交えてのご挨拶があり、手話で伝えたいという町長のお気持ちが開講式に臨まれたみなさんに届いた瞬間でもありました。
新しい受講生へ向けて、社会に貢献する学びを決意されたことに対し深く敬意を表され、手話の語彙や技術を習得し聴覚障害者の社会参加や地域生活、福祉の向上の為にも尽力して頂きたいとご挨拶を頂きました。昨年度の修了生の手話での謝辞にも深く感銘を受けられたそうです。
開講式では、講師の紹介とオリエンテーション、ミニ講座がありました。今年度から特別に新しく講師に加わってくださる、ろう講師も2名おられるという、うれしいお知らせもありました。受講生の皆さんは、これから手話の世界を体験されることになりますが、聞こえない世界、手話の歴史、文化、聴覚障害者を取り巻く社会についても、少しずつ学びを深めていくことになります。聞こえない方と交流を深めることで、手話をより深く理解出来るようになりますので、ぜひ講座で覚えた手話を使ってろう者と話してみてください。手話を知らなくてもジェスチャーや空書きでも伝わることをろう講師の堀口さんから、お話しいただき、伝える気持ちの大切さを学ぶことが出来ましたね。
手話は目の言葉ですので、目を合わせることが大切なことや、後ろからの光が手話をわかりにくくさせることなど、ろう講師ならではの説明は、初耳だったという方も多かったと思います。
最初はなかなか覚えられないこともあるかもしれませんが、繰り返しゆっくり学んでいけるように、講師も一緒に学ぶ姿勢で取り組んでまいりますので、この講座での出会いに感謝し、これからの講習会が充実したものになるようにと、心から願っております。
開講式では、高鍋手話サークルのみなさんで手話通訳も行いました。初めて通訳を担当された方も、ベテランの方も一生懸命練習して当日の通訳をされました。みなさん、よい経験になりましたね。
このような式での通訳も貴重な学びの場となっています。
手話は言語です。大切な言語であることの意味を、受講生のみなさんが知る、その第一歩を踏み出された訳です。気持ちが通じ合える喜びを、分かち合って、これからの講座を楽しく学んでほしいと思います。きっと新しい世界がひろがることでしょう。



