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     『令和6年度手話奉仕員養成講座』の開講式

 ​令和6年5月7日(火) 『令和6年度手話奉仕員養成講座 開講式』が行われました。

新しいメンバー11名をお迎えしての開講式となり、たくさんの方に興味を持っていただけた事が、何よりうれしい時間となりました

 令和5年度より高鍋町の主催となり、黒木敏之町長から、最初に手話を交えてのご挨拶があり、手話で伝えたいという町長のお気持ちが開講式に臨まれたみなさんに届いた瞬間でもありました。

新しい受講生へ向けて、社会に貢献する学びを決意されたことに対し深く敬意を表され、手話の語彙や技術を習得し聴覚障害者の社会参加や地域生活、福祉の向上の為にも尽力して頂きたいとご挨拶を頂きました。昨年度の修了生の手話での謝辞にも深く感銘を受けられたそうです。

 開講式では、講師の紹介とオリエンテーション、ミニ講座がありました。今年度から特別に新しく講師に加わってくださる、ろう講師も2名おられるという、うれしいお知らせもありました。受講生の皆さんは、これから手話の世界を体験されることになりますが、聞こえない世界、手話の歴史、文化、聴覚障害者を取り巻く社会についても、少しずつ学びを深めていくことになります。聞こえない方と交流を深めることで、手話をより深く理解出来るようになりますので、ぜひ講座で覚えた手話を使ってろう者と話してみてください。手話を知らなくてもジェスチャーや空書きでも伝わることをろう講師の堀口さんから、お話しいただき、伝える気持ちの大切さを学ぶことが出来ましたね。

 手話は目の言葉ですので、目を合わせることが大切なことや、後ろからの光が手話をわかりにくくさせることなど、ろう講師ならではの説明は、初耳だったという方も多かったと思います。

最初はなかなか覚えられないこともあるかもしれませんが、繰り返しゆっくり学んでいけるように、講師も一緒に学ぶ姿勢で取り組んでまいりますので、この講座での出会いに感謝し、これからの講習会が充実したものになるようにと、心から願っております。

 開講式では、高鍋手話サークルのみなさんで手話通訳も行いました。初めて通訳を担当された方も、ベテランの方も一生懸命練習して当日の通訳をされました。みなさん、よい経験になりましたね。

このような式での通訳も貴重な学びの場となっています。

 手話は言語です。大切な言語であることの意味を、受講生のみなさんが知る、その第一歩を踏み出された訳です。気持ちが通じ合える喜びを、分かち合って、これからの講座を楽しく学んでほしいと思います。​きっと新しい世界がひろがることでしょう。

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     『令和5年度 高鍋手話サークル総会

 令和6年4月16日(火) 『令和5年度 高鍋町手話サークル総会』が行われました。

今回の総会では、前年度の会長の荒川さんが退任され、新会長に長友さんが承認されました。荒川さんの長年に渡るサークル活動や県、九州、全国の大会等にも大変尽力されたことに深く感謝申し上げ、今後の活動に関して助言いただきながら、新役員が協力して運営していくことになりました。

新会長からは、みなさまのお力添えをよろしくお願いいたしますとのご挨拶がありました。

 令和5年度の総括では、新型コロナの影響が徐々に緩和され、様々なイベントが復活したことが挙げられました。宮崎県で久しぶりに行われた九州大会では、準備段階から何日もかけて話し合いが行われ、サークル員は当日の運営までスタッフとして、県内のろう者や手話関係者と協力して行事に参加したわけですが、様々な気づきに繋がったこのような貴重な経験を通して振り返りを共有することも大切ですね。皆さんも、これから沢山経験を重ねていただけたらと思います。

 この大会に講師として来県された熊本の松永さんが先日ご逝去になったことが、本当に残念です。言葉では言い尽くせないほどの多大なご功労に対し深く敬意を表するとともに心からのご冥福をお祈りしたいと思います。お優しい方でした。

 さて、話は少しかわりますが、高鍋手話サークルに令和5年度に講座を修了された方が新メンバーに加入されるとのお話もあり、うれしいニュースとなりました。また、久しぶりに地元のろう者の方も来られて、交流を深めることが出来たことも、うれしさ倍増となりました。

 以前サークルで一緒に活動されていた方や、地元のろう者のみなさんも、気軽に手話べり(手話でおしゃべり)に来てくださるといいなと思います。いつでも大歓迎ですので、お時間のある時にはふらっとお立ち寄りください。

 

 次に、テキストについて少しお話しておきましょう。奉仕員養成講座で使用するテキストが改訂されたばかりで、新テキストを使用するかどうかで開講前に話し合いがもたれました。その結果、高鍋町では令和6年度から2年間の講座では、新テキストではなく、これまで使用していたテキストを使用することになりました。新テキスト導入に伴い講師の指導方法について今年度から講師の研修を行い、指導がスムーズに出来るように準備を重ねていく予定ですので、講師の皆さんはこれからブラッシュアップしていきましょう。今年度の受講生の皆さんは過渡期にあたりますので、新テキストの内容を途中でご紹介する場面も今後出てくることも予想されます。講師と受講生とサークルメンバーで今後の情報共有していきたいと思います。

以上、お知らせを含めての総会のご報告となります。

事務局担当 

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